自分でやる?業者に頼む?雨漏りの原因や対処方法

雨漏りが起きてしまったら

雨漏りが起きたときには、二度と起こさないために「なぜ?」をつき止め、適した対処を行うことが必要です。こちらでは、雨漏りの原因を調べる方法や、「雨漏りかも?」と思ったときの対処法などについてご紹介します。

雨漏りの原因

雨漏りの原因には、おもに次の3つが考えられます。

防水紙や防水テープなどの施工不良による浸水

家の屋根瓦や外壁は、もともと水を完全に通さないわけではありません。雨が長く続けば多少は内側に雨水が浸透してしまうため、本来であればそういったことを見越して施工時に防水紙や防水テープを適切に張りこんであるのです。

しかし、そのときの施工に問題があると、防水紙や防水テープの内側に雨水が入り込んで、雨漏りとなってしまうことがあるのです。

屋根(屋上)やベランダ・バルコニーの劣化による浸水

屋根(屋上)やベランダ・バルコニーは常に雨風にさらされているため、どうしても劣化してしまうもの。新築時の防水機能も低下しているため、経年によって屋根に“はがれ”、ベランダ・バルコニーにヒビ割れなどが起こると、雨漏りの原因となることがあります。なかでもベランダ・バルコニーでは、角の折れ曲がった部分がとくにヒビ割れしやすい傾向があります。

外壁のヒビ割れ(クラック)や異なる部材の取り合い部からの浸水

外壁にヒビ割れができていると、建物の中に水が浸入してしまうことがあります。また、異なる部材を使った取り合い(接続)部分から雨水が入り込み、雨漏りを起こしてしまうこともあります。これはたとえば、サッシと外壁のすき間などに多く見られるものです。

雨漏りしてしまった!対処方法は?

雨漏りを二度と起こさないようにするには、適切な対処をすることが大切です。対処方法のポイントは、次のとおりです。

ポイント1
施工者に相談する!
「新築引き渡し後、または増改築やリフォームの後で、保証期間内である」「2000年4月以降の契約が締結された新築住宅である」という場合には、はじめに施工者に相談しましょう。
増改築・リフォームの場合には、施工に直接的な原因があるのか、防水処理部分の劣化が原因なのかなどを調べなくてはなりません。また、2000年4月施行の「住宅品質確保促進法」によって、それ以降に契約が締結された新築住宅の場合、10年間は補修請求が可能です(故意によって起きた雨漏りを除く)。
ポイント2
修理を依頼する!
「施工者に相談したが進展がない……しかし、いい修理業者を知っている」「保証期間は過ぎているが、修理の対応がしっかりしている」などという場合は、できるだけ早く修理を依頼しましょう。
雨漏りは、放っておいて直るものではありませんし、時間を置けば置くほど内壁や柱などに腐食が広がってしまうこともあります。まずは早急に直しましょう。その後で、雨漏りの原因が施工者(施工時)にあるかどうか調べて責任の所在を明らかにしましょう。
ポイント3
雨漏り検査を依頼する!
「修理をしたが、雨漏りが続いている」「原因をはっきりさせたい」「費用を押さえたい」という場合には、一度きちんと雨漏り検査を依頼しましょう。
修理を重ねても雨漏りが直らない場合には、想定している原因が検討違いであることが考えられます。たびたびの修理でムダな時間と出費を重ねてしまわないよう、まずは検査を行うことをおすすすめします。また、施工者による無償修理を行う場合には、無料で検査もしてくれるケースもあるので、一度相談してみてもいいでしょう。
ポイント4
当社または公共の窓口に 相談する!
「修理を依頼したが断られた」「いい業者を知らない」という場合には、公共の窓口か、当社にご相談ください。
当社は、雨漏り検査の専門会社であり、公共施設(学校など)における実績を豊富に持っています。雨漏りの原因箇所をつき止め、適切なアドバイスをいたします。
ポイント5
自分で修理する!
「雨漏りの原因箇所がわかっている」「修理が必要な場所が小さい」「日曜大工が得意である」という場合には、ご自分で修理されるのもいいかもしれません。
しかし、修理にはある程度技術が必要です。確実な修理を求める場合には、専門家に依頼されることをおすすめします。

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